戦国無双夢

□桜に微酔、貴方に泥酔
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―Whenever sang my songs
On the stage om my own
Whenever said my words
Wishing they would be heard
I saw you smiling at me
Was it real or just my fantsy
You'd always be there in the corner
Of this tiny little bar・・・―









桜が舞い、微酔いで歌うのは気持ちが良い。
夜空と桜のコントラストを目で楽しみながら英語の歌をアカペラで歌う。
両腕を広げたら桜の花弁を独占してる気分になり、益々気は昂ぶり、歌う力に感情が籠もる。
歌はあるゲームの主題歌で、ゲーム好きの友達と良くカラオケで歌った曲である。







―・・・Darling so there you are
With that look on your face
As if you're never hurt
As if you're never down
Shall i be the one for you
Who pinches you softly but sure
If frown is shown then
I will know that you are no dremer―


一番のサビを歌い終えると一気にお酒を流し込む。


「私の芸はこれで終わり」


桜から皆へ視線を移す。


秀「見事じゃ!!
惚れ惚れする声だのう」


ね「本当に…綺麗な声だったよ」


「ふふっ」


お酒を注ぎ、花弁が一枚盃に浮かぶと笑いが零れる。


甲「全てが様になっててムカつく」


「そんなに褒めないでよ」


甲「褒めてないわよ!!」


相変わらず可愛いわ。




城内の桜の下で花見を始めて数時間。
皆がそれぞれ出来上がっていた。
数枚敷かれた敷物には適当に座る皆。
私が座る敷物には兄さんと甲斐姫と三成が居て、両親は秀吉さんとねねさんと一緒で、清正と左近さんは一緒に飲んでは勝負していた。
あ、正則も勝負に参加してたみたいだけど真っ先に離脱。
今は幸せそうに鼾を掻いていた。


三「おい」


「ん〜?」


三「飲み過ぎだ」


「良いじゃない。折角の花見酒なんだし…」


三「駄目だ」


無理矢理盃を奪われてしまう。


「えー」


文句を言うが盃を奪還しようとは思わず。


兄「素直だな」


「惚れた弱みね」


軽く欠伸しながら答える。


三「………」


兄「照れてやがる」


三「五月蝿い」


三成が睨むが兄には効果無し。


春の夜はまだ冷えるので、宴はお開きとなり各々城内に戻る。


三「戻るぞ」


「うん」


一度桜を見上げては城内へと戻って行った。
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