Story
□ジンクス コ哀←光
1ページ/3ページ
僕は恋をしました。
多分、ずっと好きだったんです。彼女の事が。
でも幼い僕はその好きという感情がよく判ってなかったんです。
でも、中学生になれば、その感情が恋だという事に気付きました。
彼女は僕たちなんかよりも大人っぽくて、綺麗で。
彼女に恋をする人はいっぱいいました。
でも、みんな告白をしてフラれていきました。
「…ごめんなさい」
彼女は決まってその一言だけを伝えたそうです。
僕はその言葉を聞きたくなくて、告白をしていません。
必ず、僕にもごめんなさいの一言が伝えられるでしょうから。
それに…。
彼女の1番近くにいるのは親友の歩美ちゃんではありませんでした。
僕の友人の江戸川 コナン君です。
彼は昔から変わった所があり、自分を探偵だと言っていました。7歳でです。
でも、僕たちは彼が事件を解決したところを何度も見ました。大人顔負けの推理力で事件に向かう姿は子供のそれではない様に見えました。
それに彼女と話す彼は、僕たちが理解出来ないような話をしていました。
そんな二人を僕はずっと見てきたのです。
きっと彼女は彼が好きなのだと思います。
.