Novel Of Song

□雪の記憶
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日が暮れた空。
静かな公園。
北風が吹く。
そっと繋いだ手に力をいれ、ぎゅっと握り締める。
君の温もりが、僕の温もりが行き来する。
「今夜は雪が降りそうだね」
白い息を吐きながら、そっと君がつぶやいた。
僕は、空を見上げた。
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