蒼い鳥 -Dear Friend-
□humanoid(唯世目線)
2ページ/3ページ
『From 辺里唯世
Sud 昨日はごめんね。
こんばんは
もしかして、寝てた?
昨日は、ごめんね…。
あむちゃんとのことを電話やメールでじゃなくてちゃんと会って話したい…。
返事ください。
待っています。』
「できた。送信。」
家に帰った僕は、すぐに相馬君に電話をしたけど繋がらず、仕方なくメールを送信した。
だけど、“宛先不明”で、戻って来た。
『From 辺里唯世
Sud 相馬君のこと
夜遅くにごめんね
昨日のことで相馬君に謝ろうと思って電話したんだけど、つながらないんだ…
メールを送っても宛先不明で戻って来ちゃったし…
何かわかったら、連絡して』
・
どうしてなの?
相馬君なら、わかってくれると思ったからあむちゃんのこと話したのに…。
僕たちは、なんでもわかり合える仲だと思ってたのに…
相思相愛だったのに…。
「相馬君…僕を…捨てないで…。」
でも、わかってる…
僕は、彼を捨てたんだ…。
僕は、彼を捨ててあむちゃんと一緒にいること選んだ…。
もう、これ以上、彼のことを考えないようにしよう…。
忘れてしまうのではなく…彼との想い出を封印するんだ…。
―ピコピコ♪
あむちゃんからのリターンメールが届いた。
『From 日奈森あむ
Sud アタシも…
電話もメールも×
ややとなぎひこもダメみたい…(ついでにりまも…ヘマやらかして…。)
役立たずでごめん。
でも、唯世君ならすぐに仲直り出来るよ!
元気出して!』
唯世「あむちゃん…。ありがとう…ごめんね…。」
僕は、すぐにリターンメールを送信した。
夜も遅かったのでこれで最後にすることにした。
『From 辺里唯世
Sud ありがとう
おかげで少し元気になったよ。
明日、相馬君の家に行って話してみるよ。
ありがとう。
おやすみ。』