死が二人を別つまで〜ANOTHER if...〜
□世界の崩壊
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相馬君が亡くなって四十九日が経った…。
僕は、あの日から生きる目的を無くし、この家で、食事をしてお風呂に入って布団に入って寝ると、ただ、体が憶えていることをするだけの生活をしていた。
料理は、上手くなったと思っている。
家事も一通りこなせる。
そんなある日…。
「僕と一緒に?イクト兄さんとあむちゃんが?」
「おう。不動産屋にも許可はもらったし。こいつ等も日本に帰って来たばっかりで住むとこを探してたそうだし。第一、お前のことが心配なんだよ。」
「僕のこと…?」
「あいつが…空海が死んでから、お前、