黒ネコ注意報?:1

□初対面
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「え?あ、あんた・・・今入って来たら・・・」



「ん?って雲雀くん!?何してるの?!」



「邪魔な草食動物を咬み殺していただけだよ、彩夏」



生徒2人も重症に追い込んでおいて平然としている雲雀に彩夏は溜め息で返した。



「だからって咬み殺しちゃだめでしょう?」



「・・・」



「とりあえず、ごめんなさいね。



手当てはするから」



「あ、大丈夫ッスよ」



山本は遠慮するが、ここはやはり風紀委員会のプライドなのか、彩夏は救急箱を用意してツナと獄寺の手当てを始めた。



「・・・良かったね。彩夏が帰ってきて」



「ヒバリ、あの人・・・」



「何?副委員長の顔も知らないの?」



「「「ふ、副委員長?!」」」



さっきまで気を失っていたツナ、獄寺も山本と一緒に驚く。



「風紀委員会副委員長・扇 彩夏です。



ちなみに2年C組ね」



彩夏の容姿と風紀委員会とが合わない所為か、彼女は度々驚かれる。



こんな平穏に過ごしていそうな美少女が風紀委員会とは誰も思わない。



「あ、あんたこんなところで過ごせるのか??」



彩夏の言った事が信じられない山本は彼女の身を心配する。



「別に大丈夫だけど?」



「「「・・・・・・」」」



雲雀がキレてトンファーで1発殴れば折れそうな少女が大丈夫と答える。



その解答に3人は固まった。








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