黒ネコ注意報?:1

□錯乱と説教
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「はっ・・・放し・・・・・ふっ・・・!」



電撃が力を無くした。



発動者は、膝の力を無くして、その場に座りこんだ。



「僕みたいに、手を赤に染めないで。



彩夏は、白いままでいてよ・・・。



強くても、怒っても、何でもいいから、



彩夏には誰も殺さないでいて欲しいんだ」



ぽすっと、雲雀の肩に彼女の頭が置かれた。



「・・・ね。



ごめんね、恭弥・・・。



ごめん・・・・・!」



暫くの間、彩夏は雲雀の肩で泣いていた。



ディーノが会場に到着するまでの間、ずっと―――――。



2008.06.29
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