黒ネコ注意報?:2

□戻らない日常
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ちょうどそのころの雲雀家。







「・・・・・」



何で、あんな言い方してしまったのか・・・・・。



傷ついた顔が、僕を追いつめる。



「彩夏・・・・・」



謝りたい。



でも。



拒絶されるのは、嫌だ。



彩夏に同じ事をしたくせに。



自分がその立場になることを、怯える。



なんて勝手なんだろう・・・・・。



『恭弥』



いつもみたいに、呼んでくれるだろうか?



どうしようもない不安にかられて、僕はクッションに顔を沈めた。





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