黒ネコ注意報?:2
□納得
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「彩夏!」
「彼方・・・・・!どうしたの?!」
後ろを振り向いたら、彼方がいた。
しかも、結構ご立腹で・・・・・。
「てめぇはケガの治らねぇうちから勝手に家出やがって!!」
「ご、ごめん!」
ヒョイッと俵のように、彼の広い肩に抱えられた。
「あ、そこの彼女」
「私ですか?」
「ああ。こいつあと3日休ませるから。
どっかにいる雲雀にもそう言っといて」
「分かりました・・・」
「ちょっと、降ろしてよ彼方!」
せめての抵抗としてジタバタしてみるけど、
やはり戦闘員として日ごろから鍛えているだけあって全く効果がない。
彼方は小さくため息をついて私と、私の鞄を持って教室から出て行った。
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