黒ネコ注意報?:2
□防衛開始
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「ふぁ〜。『雨白鳥』」
匣から出てきたのは、移動手段に用いられることの多い白鳥。
ただし、総合力はA+の戦闘用の匣である。
『戦場の渦潮』
余程眠いのか、彼方の攻撃は荒い。
朝型の人間を防衛に回したのが間違いだったか。
「俺の睡眠時間削る奴は全員、溺れ死ね」
カッと眼力を強くした彼に、もうこれは手が付けられないとこっそりため息を吐いた。
だって、彼方ってキレると恐いし・・・・・。
匣から棒を出すと、彼らの内臓を的確に突いていく。
痛そうだな、あれ。
「これ以上やっても、もの凄く面倒だ・・・・・」
敵の多さに疲れた私は匣を取り出す。
雷属性の『雷鳥』で、彼方が発生させている『戦場の渦潮』に向かってスパークを発した。
この合成技の相性が非常に良い為、次々に敵が殲滅されていく。
早い所倒して、攻撃班に合流しなければならない。
少し急ぐとしますか。
2009.08.18