黒ネコ注意報?:3
□黒ネコ注意報?3−Q
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「ボンゴレ医療班のセイがまさかこっちにいたとは」
「おまけに今は残り3人もいない」
「絶好の機会だな」
戦闘をあまりしない彼は、クラウンの中では弱いと思われている。
実際、自ら進んで攻撃するような性格でもないので(普段から負傷者などを診察する立場であるため)実績が確認されていない。
但し、この人も飛来同様キレると怖い。
「人がわざわざ負傷者を増やさないように戦闘に参加しなかったってこと、
分ってなかったんだな」
パリンッと、彼の耳のカフスが1つ割れた。
指輪に灯る死ぬ気の炎が強くなり、
また1つ、
カフスが割れた。
「何だ?!」
「制御出来ないくらいに、俺の逆鱗に触れたんだよ!」
最後のカフスが割れて、禍々しいまでのオーラと共に炎までもが彼の全身を纏った。
陸には、炎を制御する力がないわけではない。
ただ、普通よりも圧倒的に多い死ぬ気の炎の所為で周囲にも損害を及ぼすため、
普段は制御カフスで最大値を半分以下に下げているだけだ。
ちなみに、カフスがなければAランクオーバーを含む全てのリングを割ってしまう、
いわゆる雲雀や彩夏タイプだが2人よりももっと性質が悪い。
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