黒ネコ注意報?:4

□黒ネコ注意報?4−X
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「あー寝てるっぽい」



参の隣に座っている流夏が顔を覗きこんでそう言った。



「しかも熟睡」



何で座ってるのに熟睡出来るの・・・?



「この家にいると警戒心が解けるから深く眠れるんだって」



「なるほど。



じゃあ後で運んでやるか」



同室の飛来はそう言ってまたフライに手を伸ばした。



恭弥の顔が引き攣ってる。











「ところでさ、



落ちた第6の試練ってどうなったの?」



「ヴェルデの件でリボーンが最終的にはツナにボス力があるって認めたから一応合格かな。



アルコバレーノの印も7つ全部ゲットしたみたいだし」



何だかんだ言ってもリボーンって優しいと思う。



私が出題者だったら絶対に合格にはしないだろう。









「あ、忘れるところでした。



彩夏、食べ終わったらお時間頂けますか?」



「うん、いいよ」



「それから恭弥くんも」



「僕も?」



「はい。



今から2時間後で良いですね?












皆さん」









・・・皆さん?



訳が分からなくて紫亜の顔を見れば彼女はただにっこりと笑っているだけ。



恭弥を見れば同じく困惑している。



「異論がないようなので。



では、2時間後に訓練場で」



ひくりと、



頬の筋肉が引き攣ったのが分かった。



2011.09.04
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