BL
□寄り道
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ヴァリアーがミルフィ基地への突入を決行。
目的地への最短ルートを進むためザンザスは進路上にある壁を破壊する。
「…おやおや、なんですか?騒々しい…」
中にいたのは白蘭により捕縛された六道骸。
「………」
ザンザスは何も言わず通過しようとする。
「…まさか貴方に助けて頂くとはね…」
そのセリフを聞いてピタリと足を止める。
そして少しだけ振り返り
「…勘違いするんじゃねぇ…進路上にたまたまテメェがいた…それだけだ。」
と睨み付ける。
「クフフ…怖い、怖い。」
再びスタスタと歩き出すザンザス。
「…全く、素直じゃないですね。最短ルートならここを通らなくても行けたでしょうに…」
本人には聞こえないよう小さな声で呟く。
「おい、カス!…早くしやがれ。」
「はいはい。」
困った人だ…
そう思いながらザンザスの後を付いて行く…
目的地…我らボンゴレを脅かす白蘭のもとへ…