くすんだ艶色

□御ハレ見(御破廉恥見)
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水音がやけに大きく聞こえる

ぴちゃり ぴちゃり
いやに可愛らしい音だ
それと同じくらい 可愛らしい声



「ああ、大丈夫だよルーク。そういう時は存外、それ位高い声が出るものだよ」

「せ、先生も・・・ですか・・?」

「私は・・・元来がこの声域だからね。君ほどではないかな」

「そ、そうなん、ですか・・・」


灯りが不要な程、綺麗な月夜だ
ベッドの上の君の 何も纏っていない白い肌が眩しく思える


「ルーク、次は・・・さっき指を濡らしただろう?その手で自分のを撫でて御覧。今みたいに、胸を触りながらでもいいよ」


少し君の眼が虚ろに蕩けてる様だ


「えっと、それは・・す、素手・・ですか・・・?」


・・・・・・面白い事を言うなぁ


「それは当たり前だよ。その度に手袋でも使うのかい?限が無いだろ」

「そ、それも、そうですが・・・」


私は近くの椅子から見ている
背もたれの上で腕組み顎を乗せて座っている
お行儀が悪い姿勢だ


「先生も、その・・ご、ご自分で・・・・こんな・・・事を・・した事、が?」

「まぁ・・・・一応、いい歳だからね。自分で処理した事位はあるさ」

「そ・・そう・・・ですか・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・解り易いね、ルークは」

「え・・?」


顔も火照りに染まっている





「・・・・・君の事を想って、した事もあるよ」





「・・え・・・?・・あの・・、」

「・・・・・・・・・・・・・今のルークと、同じさ」


望む言葉もかけるあげるよ


「・・先の方から・・・そう、先端から、ゆっくり撫でて御覧」


言った通りにゆっくり、自身のへ触れていく


「胸も・・・触って御覧」


言われた通り・・・
短い声と共に身体を跳ね上がらせた


「ルーク、そのまま・・そう、ゆっくりでいい・・・握って・・手を動かして御覧」



快楽に・・・"子供"が、震えている



「そう、とても上手だ・・・・上下に・・動かしていって御覧」



自分でも狂った眼をしている事くらいは解る

いつからこうなったのかは、それは覚えが無い



「もう少し・・足も開いて・・・・」


こんな私を、私は覚えが無い


「私に・・・見せて御覧・・・」


この子を見てると堪らなく愛しい


「・・・そろそろ苦しいかい?」


必死に頷く
潤んだ君の眼から涙が零れた


「じゃあ、そのまま・・・」


この子が愛しい


「徐々に・・・」


愛欲する


「動かす手を速めて御覧・・・」


可愛らしい情景だ


「力を抜かずに・・・」


ルーク


「そう、一気に・・・」



「ッ・・ぁ・・ああ・・せ、せんせぇッあッあぁ・・ふッああああ・・・ッ!!!!」





「・・・・ そのまま、射精クんだ ・・・・」









【いえこれは、狂いに非ず。
これは一に、君への愛のみで在る。】










eND.

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