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□-One Hundred-
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「アレンっ!」
「は、はぃ…?」
「好 き だ ───────ッ!!!!!」
「─っ///!」
「スキスキスキs……Σグェッ」
(は、腹が…)
「も、ラビ先輩なんて嫌いですっ!」
「ア、アレン待ってさぁ〜;」
そう言い残し走り去るアレンに、オレは何度目かも分からない溜め息を洩らした。
「あ゛ー、なんかマジで終わったかも」
学校の裏庭、滅多に人も来ないのでサボるには絶好の場所!…なんだけどさー、今は別の目的で此処に来てたわけで。
「告白した数 99回、フラれた数 99回…。しかもこんだけフラれまくってて、初めてアレンに『嫌い』って言われた…」
膝を抱え、凭れ座っていた大木をポンポンと叩いた。
「あー…ぁ、お前の下で告白したら100%恋が実るって噂。やっぱただの噂だったんかなー」
はぁ…、ともう一度深く溜め息を吐く。