おお振り小説

□Good Night.
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部活休憩の昼下がり、ぽかぽかと冬にしては暖かい陽気に誘われてやってきた睡魔。もう10分もすれば午後の練習が始まると言うのに、昨日徹夜でゲームをしたのは失敗だったと今になって後悔した。

(やべ… まじで寝みぃー)

だんだんと重みの増してきた瞼に、もういっそ寝てしまおうかと木蔭に隠れた時だった。

「泉、くんっ」

見付けた!、なんて少し弾んだ声で呼ばれる。上手く思考の回らなくなった頭でも分かるその相手に、思わず帽子で隠した口元がゆるりと弛んだ。

「おー、三橋。どうかしたのか?」
「ちがっ あ、あの……」
「ん?」
「その、泉くん…急にいなくなる、から」

だから心配したんだと言う三橋。

おいおい、流石にそれは反則だろ…!

「ふわっ!」

気付けば三橋をすっぽりと自分の腕の中に抱き締めていた。鼻を擽るシャンプーの香りが三橋らしくて心地良い。

「泉くん…?」
「わり、三橋。俺 昨日徹夜してさ」

遠慮がちに触れられる髪、緩やかに撫でられるその感覚。そうしたら再び睡魔が舞い戻ってきて、今度こそ俺は瞳を閉じる。

「しばらく この、まま…で……」

薄れ行く意識の中、ふわりと三橋が笑った気がした。







            Good Night.





(おやすみ、泉くん)





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イチャイチャ泉三^^
たまには三橋に甘える泉もいいんじゃないかなー …と。

しかしタイトルに撃沈したorz


2010/11/20
 

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