記念夢
□2周年記念作品
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相葉さんの場合―
「ねー、あたしいつまで待ってればいいの?」
雅「ちょっと待ってよー。今終わるからさ♪」
あたし達は今日、晴れて幼馴染から一歩進んだ関係になった。
つまりは恋人同士。
ほんの数時間前。
私は雅紀に「好きだ」と告白された。
「もう・・・早く帰りたいよ」
雅「ごめんってば〜・・・。
そんな眉間に皺寄せないでよ(笑)」
早く帰ってこのドキドキを鎮めたいのに。
彼、つまりは私の彼氏の雅紀がそうさせてくれない。
なんで宿題やって来ないのよ。
だから馬鹿って言われるんだからね。
・・・まぁ、そこが可愛いって言えば可愛いところなんだけど。
雅「ねぇ?」
ふと、プリントに書き込みをしていた雅紀が口を開いた。
「何?」
私は少しぶっきらぼうに答える。
雅「好きだって伝えたら・・・この後どうしよう?」
「は?」
雅「ん〜・・・」
勝手に自分で発言しておいて、勝手に悩み始める雅紀。
ちょっと待って。
次に何するかって・・・。
まさか変なことしようって考えてるんじゃないでしょうね?
それ以前に。
なぜあたしにそんなことを聞く。
相葉雅紀(笑)
雅「あっ」
「な、何・・・よ」
いきなり大声を上げて立ち上がる。
そして私を見つめて一言言った。
雅「付き合ったらまず始めに一緒に帰ろ?」
「・・・はい」
その笑顔に負けました。
*********
なんだかほんわか?(笑)
相葉っちのあの笑顔って。
いくらお馬鹿さんだって分かってても。
大好きだ!!
むしろ相葉ちゃんが頭良くなったら嫌いになるぞ!!(ひど)
彼の場合は慎重に「一緒に帰る」からでした。
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