♪ユンジェ劇場♪
□2人の時間。
1ページ/6ページ
「雨だねぇ〜」
自分のベッドで寝転んでいるユノが窓を眺めながら声を発した。
「雨だねぇ…」
ユノの隣で寝転んでいるジェジュンも窓を眺めながら続けて声を出した。
はたから見ると時間を持て余して、ダラダラと寝転んでいるかのように見えるが、2人はそれなりに2人切りの時間を楽しんでいた。
窓を叩く雨粒の音が、静かな部屋に響く。
何だか曲が浮かびそうだな…。と、目を瞑ったユノは、フンフン〜と鼻歌を歌った。
「大丈夫かなぁ〜?」
雨の中出掛けたユチョン、ジュンス、チャンミンを心配するジェジュンの声がユノの耳に入ってきた。
「大丈夫だろっ」
素っ気なく返事をするユノにジェジュンは一目置いて、また窓へと視線を向けた。
雨足は酷くなる一方で、風も出てきていた。