♪ユス劇場♪
□Dial Number*
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「…ジュンスヒョン?」
リビングへ入ってきたのはユチョンではなく、チャンミンだった。
ジュンスの顔が急に萎み、落胆の色が見える。
「何ですか?僕が入ってきて不満そうですね!」
チャンミンがジュンスに言い放つ言葉がズバリ当たっていて、ジュンスは顔を隠すように鼻を掻いた。
「ユチョンヒョンじゃなかったからでしょ?」
「うっ…」
「ふふんっ…、顔に“ユチョンに会いたい”って書いてありますよ。」
「え゙っっ!!」
ジュンスは、顔を真っ赤にして頬に手を当てて隠した。
その仕草を見たチャンミンが大笑いする。
ケタケタと笑い楽しそうなチャンミンが、ジュンスの隣に腰掛け、ジュンスの頭をポンポンと優しく叩く。
その後、優しく撫でながら「“撫でてあげて”って、ユチョンヒョンから頼まれました。」と、付け足すと、両頬を隠していたジュンスの手が震えていた。
僕がユチョンを癒してあげる。って思っていたのに…。
ユチョンに癒されている僕って…
まだまだ子供だなぁ…。
そう想うと、ジュンスの心は寂しさでいっぱいになった。