♪ユス劇場♪
□Dial Number*
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ジュンスの頭を撫でていたチャンミンの手は離され、優しく撫でられていた温もりは無くなり、代わりにチャンミンのチョップが、ジュンスの頭に飛んできた。
ズビシ!と、ジュンスのおでこに入る。
「いったぁ〜〜い!!」
泣きそうな声を出したジュンスは、チョップされた所を両手で押さえた。
「いー加減にして下さい!」
キョトンとした表情でチャンミンを見つめるジュンスは、チャンミンが本気で怒っている事に驚いた。
いつも冷静でクールなチャンミンが大きな声を出し、少し興奮しているように見えたからだ。
「寂しいのは、ユチョンヒョンも同じなんですよっ!“僕だけ…”みたいな顔しないでくださいっ!」
「…チャンミン」
「もぅっ!世話の焼ける2人ですねっ!」
そう言って、今度はジュンスの頬を抓ったチャンミンは、また大きな声で笑った。
さっきの真剣な表情とは違い、優しい笑顔のチャンミンは、携帯を取り出した。
「あっ!僕の携帯!」
ジュンスは、チャンミンのズボンのポケットから出てきた自分の携帯を受け取ると、不思議な顔をしてチャンミンを見つめた。
「もう一つ、ユチョンヒョンからの伝言です。」
ジュンスは、コクンと頷くと、チャンミンを食い入るように見つめる。
どんな伝言だろうかと、胸がうるさく高鳴る。