♪ユス劇場♪

□Strawberry Candy*
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へへっと笑ったジュンスは、ユチョンへと顔を近付け勢い良くユチョンの唇を塞いだ。



「ンムッ!」



突然の事でびっくりしているユチョンの目は見開いたままだった。

ユチョンの唇をこじ開けるようにジュンスの舌が入ってくる。

ユチョンの舌とジュンスの舌が絡み合い、くちゅっと湿った音が2人の耳を擽る。

ゆっくり離された2人の唇は、艶めいていてリップをつけたみたいに綺麗だった。

ジュンスは、にっこりと微笑むと「だって、イチゴ味も食べたかったんだもん!」と、ペロッと舌を出した。

ユチョンはハッとして、手で口を覆い隠し口の中のキャンディを確認する。

さっき口の中に入れたばかりのキャンディは無くなっていた。

まさかと思い、ジュンスを見ると、ジュンスの右頬が小さく盛り上がっているのが分かった。

ユチョンが舐めていたキャンディがジュンスの方へ移動していたのだ。

さっきのキスは、ジュンスがユチョンのキャンディ欲しさにしたキスだったのだ。
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