Thanks BOOK

□ホワイトデー企画
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今、俺の目の前にチャンミンが居る。


俺は今、ジェジュンと日本に来ていてチャンミンには日本に来てる事知らせてないのに…。


なんで…?


俺の目の前にいるんだっ!?






──────────────


俺達が日本に到着したのは昨日の事。

ふとジェジュンが「ねぇ、ユチョン。モツ鍋食べたくない?」って聞いてきたから「食べたい。」って答えたら福岡行きの航空チケットを渡されたんだ。


「二泊三日のプチ旅行しよう♪」


そう言ってジェジュンは笑った。

ジュンスは韓国で舞台の仕事があるため俺とジェジュン二人だけで福岡にあるモツ鍋屋に行くことになった。

3月13日の夕方頃、韓国での仕事を早く済ませた俺とジェジュンは福岡空港に到着してすぐタクシーに乗ってモツ鍋屋の店の名前を告げるとタクシーはゆっくりと発進した。

俺とジェジュンは在り来たりな変装だけど、ファンの子達には気づかれぬまま日本に入国出来たのは奇跡に近い。

モツ鍋屋に着いたのは19時を過ぎていて、店の中には仕事帰りのサラリーマンの姿やOLさんみたいな女の人がたくさんいた。

ヤベー、気付かれたらどうしよう…

なんて心配も虚しく、俺とジェジュンは誰にも気付かれることなく奥の座敷に案内された。


「全くって言って良いほど気付かれないね?」

「だなっ」


ジェジュンはサングラスを外しながら短く返事をした。

暫くしてジェジュンの携帯にジュンスから電話があった。

ジュンスの羨ましそうな声が受話器から漏れて聞こえる。

間もなくして鍋が運ばれてきた。

それを見たジェジュンは電話より食べたい気持ちが勝ったのだろう半ば強制的にジュンスとの電話を切った。





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