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□好き?
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俺の名前はパク・ユチョン。

みんなは俺のことをユチョンって呼ぶんだけど、俺の恋人は違う。

俺よりも年がイッコ下の恋人。

その恋人は礼儀正しくて俺のことを“ユチョンヒョン”と呼ぶ。

何度も「“ユチョン”で良い」って言っても「ユチョンヒョン」と呼ぶ。

そんなところも可愛い俺の恋人「チャンミン」。

最初は可愛くて“弟”的な存在だったチャンミンは、次第に男らしくなり、背も高く、どんどん俺の背を抜かし、筋肉もついて益々格好よさに磨きがかかった。

自慢の弟であり、恋人だ。


でもね…

でも…

エッチのときは、違うんだ…

へへっ…

恥ずかしいけど、最中はチャンミン俺のこと「ユチョン」って呼ぶんだ。

だから、その時は特別って感じがして萌えちゃうって言うか…

燃えちゃう!!


実は俺、今一人暮らししてて、チャンミンを呼んで、あんな事やこんな事するには親の目とか気にせずに出来るじゃん!!
なのにチャンミンってば、「ユチョンヒョンの体を壊しちゃいそうだから…」って、可愛い事言って奥手な所も可愛いだろ?

こんな話してたら、チャンミンに会いたくなっちゃった。

ケータイを取り出して、着信履歴もしくは発信履歴を開けば、すべてチャンミンって表示される。

そしてすぐに受話ボタンを押してチャンミンに電話すれば、5コール以内に出てくれる。


『……はい…』

「チャンミン!?」

『どうしたんですか?今夜中の3時ですけど…』

「うん知ってる!」

『…寝れないんですか?』

「ううんチャンミンは何してんのかなぁって」

『寝てましたよ』

「俺からの電話嬉しい??」

『……嬉しいですけど…、もう少し時間を考えて頂ければもっと嬉しいです』


嬉しいだって!!

可愛いでしょ!!


「じゃぁな!」

『ヒョン!用事があったんじゃ…!?』


ブツ!!!


ケータイを切ってこのまま待ってると、約15分後可愛い弟が現れる。

到着するまでに時間あるから茶の準備して待ってよぉっと!!


15分後


ピンポーン!!


ゆっくりと玄関の扉を開けると、そこには可愛い弟。

汗だくになり、息を切らせて玄関の前に立って俺を見つめている。


「…はぁ、…はぁ、」

「あ!チャンミンいらっしゃい!」

「ヒョン!!いつもいつも夜中に電話してくるのやめてください!心配で眠れないです…」


あぁ…、困った顔も格好いいんだな…

見とれちゃう…。
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