dangerous mind
□第十二章
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―コンコン
「ボスー?
入りますよー」
何日も引きこもった俺にしびれを切らしたのかジフが入ってきた。
―ガチャ
「うーわ…」
ジフが入り口から足を踏み入れるのをためらった。
「…なにー?」
俺は気だるそうにしながらも
なかなか入ってこないジフが気になり目線を移した。
「空気淀みすぎですよボス!」
ジフはしかめっ面をしながら手で仰ぐ。
「え、そう?」
俺は恐る恐る上半身を起こし
両手で布団を手繰り寄せ上目遣いでジフを見た。
「ほら!窓開けて!」
「はいっ!」
ジフに命令されるままドアを開ける。
「はぁ〜…
俺部屋掃除しときますから
ボス買い物にでも行ってきてください」
「はぁーい」