dangerous mind

□prologue
2ページ/2ページ




俺たちは皆家が近く
小さい頃からよく遊んでいた。

言わば幼なじみだ。


あれから10年が経った。

今年、俺は高校生になる。
ただ……この街にはもう…俺とユチョンしかいない…。この10年のあいだに皆離れていってしまった。



―ユノ


彼は一番最初にこの街を出た。
確か小学校卒業式の一月前、、
小さかったせいか理由は覚えてないが
親の転勤…とか言ってた気がする。
そういえばユノは昔
『俺の家は転勤族だから』
とよく言っていたものだった。



―ジェジュン


彼の両親は彼が小学校5年生の時に亡くなってしまった。
それから彼は笑わなくなってしまったのを覚えている。
悲しいときはユノの家によく泊まって元気を取り戻していたらしいが
ユノが転校した後、
彼は忽然と姿を消した。



―チャンミン


こいつは一番謎だ。
小学校卒業してすぐ
『3年たったら戻ります』
といってどっか行ってしまった。

 


それでも3人ともまた絶対会えると信じていた。
というかまた絶対戻ってくる気がした。


だから俺とユチョンはあの頃と同じように仲良くしていた。



 
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ