dangerous mind

□第九章
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お世話になった方々に頭を下げ





太陽の光が打ちつけるアスファルトに一歩、足を踏み出した。








門を出るときに監視員に

「二度とくるなよー!」

と言われた。







外は眩しく

一向に目が慣れない。





あぁ…やっと…出てきたんだな







立ち止まって深呼吸をしてみた。







夏の香りがした。








夏…






一瞬あの時の記憶が蘇ってきたが





首を横にぶんぶん振り

気を紛らわせた。







俺はまた歩き出した。









向かう先は決まってる。







 
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