dangerous mind
□第十章
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「紹介します。
この2人が世話役となります。
これから仕事もこの2人と行動して下さいね」
イムさんが俺に2人の部下を紹介した。
第一印象が強すぎて仲良くなれそうにない…。
1人は黒い皮ジャンに黒い細身のズボン、
明るめの茶髪は長めで、身長は180あるかないか…まぁ俺とあまり変わらない。
もう1人は強烈な刺繍の入った青いスカジャンにサングラス…。
身長は低いが、黒髪をガチガチに立てていて充分に迫力がある。
皮ジャンが1歩前に出て頭を下げた。
「こんにちは
私の事はジフとお呼び下さい。」
俺もつられてお辞儀をした。
「あ、よろしくお願いします。
…ジフ?さん」
「ほら、お前も挨拶をしろ!」
ジフさんがサングラスの背中を叩いた。
「今しようと思ったのに!
扱い悪っ!
…あ、俺はジュン!よろしくな」
ジュンさんが手を差し出したので握手をした。
ジフさんが今度はジュンさんの頭を叩く。
「バカやろう!言葉を慎め!
ごめんなさい、こいつ口が悪いんです」
「あ、いえ、全然!
俺はジェジュンです。
お世話になります。」