dangerous mind

□第十二章
2ページ/12ページ






俺は何日もベッドから起き上がる気力もなく



半ば引きこもり状態になっていた。



寝ころんだまま窓の外を見つめる。


なんだか少年院の頃を思い出した。



いつも部屋の中から窓の外を見ては



この空の下のどこかにユノがいるんだ



と、自分に言い聞かせ

心を落ち着けていた。




でも…もう今は…








また涙が頬をつたう。







 
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ