イナイレ
□思いに踊る
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「風介」
「何だ?」
「サッカーしよ?」
こうやって風介とボールを蹴っている時はとても楽しい。
ただ、2人でボールを蹴っている時は。
この少しの時間で良かった。
「では私は星の使徒研究所という所へ行く」
「待って風介!私も…」
「君みたいなサッカーの下手な人間は連れて行けない」
この日、私は風介に裏切られた。行きましょう、と言う瞳子姉の手を取って泣きながら歩いた。風介、何で?風介…!
「私が監督の、吉良瞳子よ」
私は瞳子姉に付いて行き、雷門という中学のサッカー部のマネージャーになり、完全に風介達とは敵になった。
「彼女だけは、巻き込みたくなかったんだ…!」
風介の思いなんて、分からないよ…。
―――
マスカレードの影響で切ないのが書きたくなっただけ。
捏造も良いところだ。
11.05.10