イナイレ

□そう呼ぶのは
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「ケンジョウ君」

「ツルギ」

「あ、また間違えちゃった」


少し遅れて入ってきたマネージャーのコイツは俺の名前をいつも間違える。何度言ったら判るんだ。


「剣城君」

「何だ」

「間違えない様、努力するね」


可愛い。
コイツのひたむきさをつい、そう思った。


「ケンジョウでいい」

「え?でも剣城君は剣城君……」

「そう呼ぶのはお前だけだから判りやすいんだよ」


オイ水、と命令するとハイ、えと…、ケンジョウ君!とすぐに水を渡された。
女にうつつを抜かしてる場合じゃねえと判っていても、コイツにうつつを抜かすのも悪くねぇなと思った自分が居て少し悔しくなった。
何でこんな女に…。真実は俺のみ知るってか?俺にも判らねぇよ。





―――

剣城初めて書いたです
不動さんと被るという方が多いですが、書いてて私は仙道さんと被りそうになりましたよ!危ない危ない
そしていつもケンジョウと読んじゃうのは私です



11.07.29
 

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