捧げ物
□黒猫に愛情を
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「………」
「ユウヤ、おいで」
素直に寄って来るユウヤを褒める意味で撫でてあげた。
ユウヤは目を閉じ、大人しくしていた。
「………」
「何?どうしたの?」
「…大好き」
私の胸に顔を埋めて、子供の様に抱きつく。可愛い。
「どのぐらい好き?」
「………」
無言でユウヤは私を抱きしめる力を強くした。
ちょっと苦しいぐらいだ。
「私もユウヤそれくらい好き」
「……」
ユウヤがうなずいた。
その時ユウヤが微笑んだ様な気がした…。
―――
私には灰原ユウヤはこの程度の糖度が限界です…!
11.08.10