捧げ物
□海に行こう!!
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「海やぁー!!!!!!」
海に向かって一目散に走り叫ぶ金太郎。
今日は皆で久々に遊びに来たんや。
「金ちゃん、あんまはしゃぐと危ないでぇ!!」
注意はするが、このゴンタクレは聞く訳がない。
「まぁ、金ちゃんやで、大丈夫とよ。」
「…おん。」
千歳に言われ渋々引き下がる。
「白石〜!!早ぉ水着に変えようや!!」
「分かったわ。行くで先着替えときぃ。」
謙也は浪速のスピードスターの如く走っていった。
「水着かぁ…。」
ぼそっと呟きながら、俺は歩きだす。
水着が嫌いな訳ではない。
ただ…着なれないだけや。
まぁ、着替えようが、何しようが、俺は泳がへんつもりやし。
なんでかって??
理由は一つや。
水に濡れたくないからや!!!!!!
…後々面倒やでな。
髪濡れると。
そぅ考えながら、俺は脱衣場へと向かった。
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