捧げ物
□俺だけの恋人。
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「えっ…男の人なん??」
その問いに俺も疑問が浮かぶ。
「男やけど…何か問題でも??」
「いや、ていうか…千歳。白石くん十分男でもいけるでぇっ!!!」
千歳に目をキラキラさせながら、友達が話す。
「蔵は男でも綺麗たい^^」
弁解してるのか何なのか俺の頭には疑問符しか浮かばなかった。
「えっと、蔵。こいつ蔵ば女やと思ったけん。だけん、びっくりしてたみたいばい。」
あぁ、そぅいぅことか。
「えっと、とりあえずよろしゅうな。」
にこっと笑みを溢すと友達の顔がみるみる赤くなっていた。
「ど、どしたん!?;」
近づこうとすると、その動作を千歳によって止められた。
「千歳??」
「蔵は俺のばい。こいつにもやらんと。」
「な、なんやと!?少し触るのもあかんのか!??」
「ダメたい。」
千歳の意志は固い。
(千歳のやつ、独占欲強すぎやわ。)
それがとても嬉しくて、ふふっと笑う。
「やっぱ、ほんま可愛えわ!!なぁ、千歳頼むっ!!」
「絶っっ対嫌ばい!!蔵は渡さんたい!!」
千歳の抱きしめる力が更に強くなった。
俺…愛されてるんやな。
愛してくれてありがとぉな。
→オマケ。