詩
□道
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『道』
この先に何があるか知らない
この後に何があったのかすら記憶に遠い
忘れ去りたい
だけど 忘れられない
人なんて そんなもの
見ているようで 分かっていない
何を見ているのかすら理解していない
あぁ この先に何があるのか
後悔があった
希望があった
全ては明るい道の上にあると思っていた
だが 違っていた
道は明るくはなかった
闇の中にある黒い道
歩いた後には初めて白い道ができた
あぁ
何も分からない
分かりたくないが
『先』が怖い
見たくない未来
だが 直ぐ目の前にある未来
いやだ
いやだいやだいやだ
未来なんて 来なければいいのに
小さき期待を抱くが
虚しくも 無惨に消え去る
あぁ
運命には逆らえないのだ
やり直したい過去
期待に満ちた未来
どちらも
希望でしかない
あぁ
何ができる？
何もできないじゃないか
はっ
笑えるわ
たかが人間なんだ
大層なことができるわけがない
やはり
戯れ言でしかなかった
未来は暗い
明るい未来は自分でしか切り開けない
あぁ
何も考えたくない
全てが終わればいいのに
全てが消えて
無くなればいいのに