□ブックタイトル
波力発電(3)

□執筆開始日
2012年10月01日

□カテゴリー
イラスト・画像
 素材

□概要
*

「たった500m×1000mの面積で、年間146億円の発電?!」これでは東京電力はボロ
儲けじゃない!?これで、なんで電気料金が値上げされるのよ!!
慌ててはいけません。年間146億円の発電量は、あくまで「ポテンシャル」です。波高2.5
mはあくまでも仮定の数値です。北極・南極周辺の強風地帯では、平均波高2.5mは珍しくあ
りません。インド洋など、赤道付近も有望だと思います。

しかし冬の北海道ならともかく、日本近海では、良くても1.5m程度がせいぜいだと思います。
もっとも、1.5mでも88億円程度には成ります。たった500m×1000mで年間88億
円も稼げる場所は、東京銀座にもあるかどうか疑問ですね。そういう意味では東京電力はボロ儲
けしていると言えるかもしれません?

しかも、500m×1000mの発電領域など、広い太平洋に比べれば「豆粒」より小さい存在
です。原発事故の放射能で使えなくなった「福島沖」の海域では、500m×1000mの発電
ファームを幾つ取れるのでしょう・・・?

*

TVや新聞の大マスコミで流される「原発が止まれば電気料金が2倍になる!?」に「根拠」は
ありません。エネルギーの選択は自由です。

*

□読者へのメッセージ
*

『電気は保存できない。使用量に合わせて発電量を調整しなければ、電気システム
はダウンする。だから原子力発電所は絶対必要。』原発推進派が掲げる旗印の表側。

『放射能と核廃棄物の後処理はどうしようもない。もう高齢だから、逃げるだけ逃
げれば、墓場までは追ってこないだろう・・・。』これが旗印の裏側。

原発論争は、先の無い、自己保身だけの「くだらない論争」でし
かない。

*


[戻る]
[TOPへ]





カスタマイズ