BL 短編

□ジル戦後
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いつか、ベルセンパイを殺すと決めた。




ヴァリアーにミルフィオーレ勢が迫ってきた。

スクアーロ作戦隊長の指示でミーはベルセンパイと組む事になった。

目的は6弔花を殺ること。

6弔花に出会すまで、自信たっぷりだったベルセンパイは、6弔花を見るなり、焦った様子だった。
それは、その筈だ。
ベルセンパイが幼い時に、ベルセンパイの手で殺した兄貴が生きていたからだ。


その後、ベルセンパイは兄貴による匣兵器、嵐コウモリによって炎を喰らって、血を流す。

ミーはいつか、ベルセンパイを殺すと決めた。

この人は凄く脆いからすぐに崩れてしまいそうだ。

兄貴の匣兵器からやられた瞬間、そのまま放っとこうと思った。
そして、そのまま土に埋めようと思った。

でも、それをしなかったのは、センパイを助けたのは、ベルセンパイを殺るのは兄貴じゃなく、他の誰かでもなく、ミーがベルセンパイを仕留めると決めたからだ。










「…はぁっ…ベルセンパイ、ミーが助けてあげたんですから、後でお礼、貰いますよー」


なんて言ったって、匣兵器にやられて気絶したベルセンパイに届く訳ないけど。

フランは暫くベルの顔を眺めていた。





センパイは誰の手にも殺らせない。センパイを仕留めていいのは、ミーだけだ。







END
 

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